
「今はスマホでも録音できるのに、わざわざ専用のボイスレコーダーを買う必要はあるの?」
Notta Memo Proを見て、最初にこう思った方も多いのではないでしょうか。
参考価格は29,700円。単純に音声を残すだけなら、約3万円という価格は決して安くありません。僕自身も、録音機能だけを比べるならスマホで十分だと思います。
ただ、
- 実際に仕事の打ち合わせや日常の会話
- 動物病院での説明
- 通話での大事な内容
などに使ってみると、Notta Memo Proの価値は「録音できること」だけではないと分かりました。
録音したい瞬間にすぐ使えて、録音後は文字起こしからAI要約まで一気につながる。音声を保存する機械というより、会話を後から使える情報へ変えてくれるデバイスという表現が近いですね。
この記事では、Notta Memo Proを実際に使って分かったメリットと気になった点、スマホ録音との違い、どんな人におすすめなのかを詳しく紹介します。
Notta Memo Proとは?

Notta Memo Proは、会話を録音し、Nottaアプリと連携して文字起こしやAI要約まで行えるAIボイスレコーダーです。
そもそもNottaは、会議やインタビュー、通話などの音声を文字起こしし、AIで要約したり議事録を作ったりできる音声AIサービス。公式サイトでは導入企業5,000社超と案内されています。(会議してる時とかでもNottaを使ってる方が多いですよね)
Notta Memo Proは、そのNottaの文字起こし・AI要約機能を、専用の録音デバイスと組み合わせた製品です。
Notta Memo Proの主なスペック




| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考価格 | 29,700円 |
| ディスプレイ | 0.95インチ AMOLED |
| ストレージ | 64GB |
| 連続録音時間 | 最長45時間 |
| 待機時間 | 最大30日間 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 文字起こし | 月600分のハードウェアプラン |
| 主な機能 | 録音モード自動認識、自動クラウド同期、重点マーク、AI文字起こし・要約 |
| セキュリティ | AES-256によるハードウェア暗号化 |
実際に使って印象に残ったのは、
- 薄くて持ち歩きやすく、
- 必要な瞬間に録音を始めやすい
この2つですね。
録音したいときに手元にあることは、スペック以上に重要です。
前モデル「Notta Memo」から進化したポイント

Notta Memo Proには前モデルのNotta Memoがあり、Proではハードウェアを中心に強化されています。
USB Type-Cを本体に搭載

個人的に分かりやすく便利だと感じたのが、USB Type-Cへの対応です。
前モデルはマグネット式の専用充電ケーブルを使用していましたが、Notta Memo Proは普段使っているUSB Type-Cケーブルで充電できます。
スマホやタブレットとケーブルを共用できるのは地味な変化に見えて、毎日使うガジェットでは大きなメリットです。
ディスプレイ・保存容量・バッテリーも強化

0.95インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、録音状態などを本体で確認しやすくなりました。視認性がかなり良くなっています。
ストレージは64GB、連続録音は最長45時間に対応しています。
さらに、録音モードの自動認識や、登録したWi-Fi環境で録音データをクラウドへアップロードする自動同期にも対応。AES-256によるハードウェア暗号化も備えており、仕事の会話を扱う機器としてセキュリティにも配慮されています。
スマホ録音との違いは「すぐ録れること」

ここまで読んでも、「それでもスマホで録音すればよくない?」と思いますよね。
実際、録音するだけならスマホでもできます。ただ、専用機を使っていると、この数ステップの違いが意外と大きいと感じます。
スマホの場合は、次のような操作が必要です。
- スマホを取り出す
- ロックを解除する
- 録音アプリを開く
- 録音を開始する
手順が多すぎる・・・
Notta Memo Proなら、録音したいと思った瞬間に本体から録音を始められます。会話は待ってくれません。たった数ステップの差でも、毎日使うと録音を始める気軽さがかなり変わりました。
スマホを録音だけに占有されない

スマホで録音中に着信が入ると録音が止まってしまうことがあります。
集中モードや機内モードなどで回避できる場合もありますが、録音のたびに設定を気にするのは面倒です。専用機なら、スマホで別の作業をしていても、電話がかかってきても、録音はNotta Memo Proに任せられます。
「録音する」という一つの役割をスマホから切り離せる。僕はここに、専用ボイスレコーダーを持つ大きな意味があると思っています。
Notta Memo Proを実際に使った4つの場面

今回、仕事はもちろん日常生活でもNotta Memo Proを使ってみました。
1. 複数人での打ち合わせ
複数人が参加する打ち合わせでは、メモを取ることに集中しすぎると、次の話を聞き逃してしまうことがあります。
記録をNotta Memo Proに任せれば、自分は話を聞くことに集中できます。終了後は文字起こしやAI要約を、議事録のたたき台として使えました。
2. 仕事中の何気ない会話
正式な会議ではなくても、仕事中の会話から重要なアイデアや依頼が出ることがあります。
「あとでメモしよう」と思っていると忘れがちですが、その場でサッと録音しておけば、内容や次にやることを後から確認できます。
地味だけど破壊力は抜群です。
3. 動物病院での説明
意外と便利だったのが、動物病院で先生の説明を受ける場面です。
その場では理解したつもりでも、帰宅後に「薬について何と言っていたっけ?」「次はいつだっけ?」となることがあります。
記録しておけば、落ち着いてから重要な部分を確認できます。会議だけでなく、後から振り返りたい説明や会話を残す道具としても便利でした。
4. スマホの通話録音
通話を録音するときは、マグネットでスマホの背面に取り付けて使えます。
別の機器を机に置いてスピーカー通話を録音するより扱いやすく、装着した状態で使えるのが便利でした。仕事の電話や、後から内容を確認したい通話が多い方には相性が良さそうです。



会話や通話を録音する際は、相手の同意や利用する場所・サービスのルールを確認してください。
最大の魅力は「録音した後」にある

Notta Memo Proは、録音するだけなら使いやすいボイスレコーダーです。しかし、この製品の本領は録音した後にあります。
録音後は、次の流れで会話を整理できます。
- Notta Memo Proで録音する
- 音声をNottaへ同期する
- 音声を文字起こしする
- AIが内容を要約する
- 重要なポイントや次にやることを確認する
通常のボイスレコーダーでは、30分や1時間の会話を後から聞き直す必要があります。
Nottaなら、まずAI要約で全体をつかみ、気になる部分だけ文字起こしを確認できます。録音時間と同じだけ聞き直す必要がないため、情報を探す時間を大幅に減らせました。
僕がNotta Memo Proに感じた一番の価値は、録音そのものよりも、この「会話を後から活用できる形へ整理する流れ」ですね。
動物病院で診察したときの録音ファイル
診察の時に、Notta MemoProで録音を開始。診察が終わったら、録音ボタンを押して録音を終了します。そうすると登録したWi-Fiの環境下に行けば自動でNottaにアップロードされます。
そのファイルを開くと、文字起こしが開始。



これを実際にメモベースでやろうと思うとかなり大変ですが、Nottaの場合は、録音ボタンを押すだけ。後はNotta側が自動でやってくれます。
Notta Memo Proを使って感じたメリット

実際に使って良かった点をまとめると、次のとおりです。
- 録音したい瞬間にすぐ録音できる
- 薄くて持ち歩きやすい
- スマホをほかの作業に使いながら録音できる
- スマホ通話の録音にも使える
- 録音後の文字起こしからAI要約までつながる
- 長い音声を最初から聞き直す時間を減らせる
- USB Type-Cで充電できる
録音から情報整理までをまとめて任せられるのが強みです。
Notta Memo Proの気になった点

ボイスレコーダーとして使っていて、今のところ大きな不満はありません。一方で、購入前に知っておきたい注意点はあります。
文字起こしは最終確認が必要
精度は高いものの、固有名詞や漢字などを間違えることがあります。重要な内容に使う場合は、元の音声と照らし合わせながら確認しましょう。
これはどのボイスレコーダーでも同じことが言えますね。
録音だけを目的にすると価格は高い
参考価格は29,700円です。
年に数回しか録音せず、音声ファイルが残れば十分という方には、約3万円は高く感じると思います。スマホの録音アプリで困っていないなら、無理に専用機を買う必要はありません。
Notta Memo Proの価格は、文字起こしやAI要約まで含めて時間を短縮できるかどうかで判断すると買ってから後悔することはないです。
Notta Memo Proがおすすめな人・おすすめしない人

| おすすめな人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 会議や打ち合わせが多い人 | 年に数回しか録音しない人 |
| 仕事で人と話す機会が多い人 | 音声だけ保存できればよい人 |
| 通話内容を後から確認したい人 | スマホ録音で特に困っていない人 |
| 議事録作成の時間を減らしたい人 | AIの文字起こしを確認せず、そのまま使いたい人 |
| 大切な説明や会話を忘れたくない人 | できるだけ安い録音機器を探している人 |
録音後の確認や議事録作成に時間を使っている方ほど、便利さを感じやすいはずです。
まとめ|約3万円の録音機ではなく、会話を情報に変えるデバイス

「スマホで録音すればよくない?」という疑問に対する僕の答えは、録音するだけならスマホでも十分です。
ただしNotta Memo Proなら、録音したい瞬間にすぐ使えて、スマホを占有せず、録音後は文字起こしやAI要約まで一気につなげられます。
- すぐ録音する
- 毎日持ち歩く
- 会話を文字にする
- AIで要点を整理する
- 必要な情報だけ後から確認する
この一連の体験まで含めて考えると、専用機を持つ意味が見えてきます。
約3万円のボイスレコーダーと考えれば高く感じますが、会話を残して、後から使える情報に変えてくれるデバイスと考えると、Notta Memo Proの価値は分かりやすいです。
- 会議や打ち合わせが多い方
- 会話の内容を後から確認する機会が多い方
- 議事録作成の手間を減らしたい方
こんな方には、便利な仕事道具になると思います。
一方、録音する機会が少なく、音声を残すだけで十分ならスマホでも問題ありません。自分が「録音後の音声をどれくらい活用するか」を基準に選ぶのがおすすめです。
※本記事には、メーカーより提供を受けた製品のレビューが含まれます。評価や感想は、実際に使用したうえで率直にまとめています。


































