こんにちは、yujiです。
つい最近テレビでもリーマンショックってまた話題になっていますよね?
というのもリーマンショックが起きたのが2008年でちょうど10年経った今、メディアの中でも取り上げられているみたいです。そしてリーマンショックを語る上で避けて通れないのが、サブプライムローン問題ですね。
今回は、このリーマンショックとサブプライムローンについて話していきます。
- サブプライムローンとは
- リーマンブラザーズの倒産
- リーマンショックの原因
それではどうぞ^^
Contents
リーマンショックはいつ起きた??
冒頭でお話しましたが、これは、2008年の9月15日の出来事です。
リーマンブラザーズという投資銀行(証券会社)がサブプライムローンが原因で経営破綻しました。この会社は大手企業で、誰もが潰れるなんて思ってなかったと思います。普段から僕も言っていますが、会社は普通に潰れます。利益をあげられなくなったら潰れるんです。
「サラリーマンでおったら一生安泰」
なんてことはもはや神話です。現に会社が潰れて40代の人が転職するなんてざらにあります。なので、会社員で働きながら別の収入を増やすのは今の時代必須です。
と、話がそれましたが・・・
サブプライムローンってなに?
リーマンショックの原因であるサブプライムローンですが、これは、
『プライム』は信用とかそう言った意味で、『サブ』は下位とか補助とかそんな意味です。つまり、信用がそこまでない人たちのことを指します。なかなかどストレートな商品名ですね。笑
ちなみに信用がそこまでない人たちってどんな人かと言うと、
- 年収が低い人
- 金融機関で事故ってる人
- カードなどの返済で滞納が目立つ人
主にこう言った人たちです。
でも、このサブプライム層にお金を貸すには会社にとっても結構リスクがありますよね?
さっきも言いましたが、会社は営利目的であってボランティアではありません。利益を出してなんぼの世界です。
特に金貸しは、お金を貸して元本に対しての利息(利ザヤ)で利益を得ています。その元本を回収できないということは、イコールマイナスになるという事です。なので、わざわざ回収の目処が立たない相手になんの策もなくお金を貸す訳がありませんよね?
そこで、リーマンブラザーズは2つの策を考えました。
- 高金利
- 住宅担保
まず高金利ですが、サブプライム層でもみんながみんな返済できないことはない。高金利で貸すことで、払えなくなった人の分を払える人たちの分でまかなおうと言う構想です。
そしてもう一つの住宅担保は、当時アメリカは土地の値段が上がっていたので、万が一お金を取りっぱぐれても住宅を担保にしているので、売却すればペイできるであろう。
と言うこの2つの観点からサブプライムローンは成り立っています。
普通に考えたら低所得の人たちや、金融機関の事故歴がある人たちにお金を貸すのは危ないと思いますよね?
しかも高金利で。
だけど、当時の住宅バブルで担保を確保していた。
さらに海外は、日本ほど住宅の価格が下がらないんですね。日本は新築至上主義みたいなところがあって、新築でも住んだ瞬間に価値下がるみたいな。
まぁ家に限らず車なんかもそうですけどね。海外はその安心感もあったんでしょう。
サブプライムローンの証券化
さらに頭のいい賢い人たちが、お金もっと儲けようぜということで、サブプライムローンを証券化しました。
少し話がややこしくなりますが、早い話がサブプライムローンで返済されてくる権利を別の人に売るということです。
例えば、あなたが今10000円持ってたとします。ある日A君に、「今月ピンチやから10000円貸して〜」と言われて10000円貸したとしますよね。で、A君が1ヶ月後に11000円にして返すと言ってくれました。次にB君が、「ごめん!来月12000円にして返すから10000円貸して!」ときたとします。
ですが、あなたはさっきA君に10000円貸したばっかりだから、今はお金を持っていません。
今のままだと、
- 来月、A君から11000円が返ってくる
来月A君から11000円が返ってくるので利益が1000円になりますが、できることならB君にも10000円貸したくありませんか?
仮にB君にお金を貸すことができたら、
- 来月、A君から11000円が返ってくる
- B君からは12000円が返ってくる
こうなると、利益は3000円になります。でも、あなたは今10000円しか持っていません。
今B君にお金を貸さないと機会損失になりますよね?
そこで、「よし、A君から返済してもらえる権利をC君に売ってしまおっ!」とあなたは考える訳です。
あなた:「なぁなぁC君、来月11000円返ってくる権利(証券)を10500円で買えへん?」
C君:「えっ?いいの?じゃあ何もせんでも500円儲かるやん!買う買う!」
と、こんな感じでC君に11000円の返済受取の権利を10500円で売りました。そしてB君に10000円を貸してあげます。すると来月には、B君から12000円が返ってくるので、合計2500円の利益になります。
これが、サブプライムローンの証券化です。
リーマンブラザーズ倒産
結局、もともと返済能力の低い人たち向けの商品なので、返済できない人たちが続出しました。
結果、リーマンブラザーズは日本円で64兆円という莫大な負債を抱えることに。そこで誰しも思ったのが、
「えっ?リーマンブラザーズなんかやばそうやけど政府助けへんの?」
リーマンブラザーズは当時、日本円で約70兆円の総資産がありました。スケールでかすぎて訳わかりませんよね。笑
最初にも話しましたが、かなりの大企業証券会社です。
アメリカでも上から4番目に入るぐらいで、リーマンブラザーズの上にはゴールドマンサックスなどが位置付けています。ちなみに日本でいうと、『三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行』この3つがメガバンクで、4番目に続くのが『りそな銀行』です。
りそな銀行は、自社で「3大メガバンクに続く第4番目の銀行」って言ってますから、リーマンブラザーズは日本でいうりそな銀行みたいなもの。
そんなリーマンブラザーズが莫大な負債を抱えたもんだから、みんなはてっきり政府が何かした助けるもんだと思ってたみたいですが、一切の助けがなかったんです。
こうしてリーマンブラザーズは破綻しました。これがいわゆる、100年に1度の金融ショックです。
リーマンショックで日本への影響はあったの?
もちろん、リーマンブラザーズに投資していた投資家はモロに影響を受けたでしょうが、土地を購入して云々かんぬんという話はありませんでした。
というのも、日本は1991年からのバブル崩壊を経験しています。僕はまだ小さかったですが、当時の人たちに話を聞くともうめちゃくちゃですよね。誰もが上がり続けると信じて疑わなかった土地の値段が一気に下落。株価も高騰したのちみるみる下落。
何人もの人が路頭に迷った・・・なんて可愛いもんじゃなかったみたいです。
まぁ日本はそんな経験をしていますから、サブプライムローンに絡むリーマンショックの直接的な影響はそんなにありませんでした。
ものごとは何でも慎重に行うべし
以上がリーマンショック破綻の経緯です。
ここから学べることって、判断する時は慎重に行わないといけないと言うことです。僕ももちろん失敗したことなんかざらにあります。
ましてや、割と感情で動くタイプの人間だったので、感情の赴くままに行動してたらあれよあれよと取り返しのつかないことになったことも。笑
でも、失敗が悪いんじゃないですよ。大事なのは、同じ失敗を二度しないことと、失敗から何かを学ぶこと。これができれば、あとは成長していくだけですからね。
人生ってホントに決断の連続です。
「今日のご飯は和食か中華か?」
「あの友達と遊ぶかやめとくか?」
「映画を見るか見ないか?」
「勉強するかしないか?」
「あの子と付き合うか付き合わないか?」
「結婚するかしないか?」
「会社を辞めるか続けるか?」
「副業するのかしないのか?」
「このまま続けるべきか否か・・・」
多分、生きている中でどっちを選ぶか悩むなんて日常茶飯事ですよね。僕もどっちが正解かなんて正直わかりません。でも、選んだ方を正解にしていくのが大事なんじゃないですかね。そうやって人って成長していくんだと思います。
仮に間違えたら、猛烈に反省して、そのあとは全力で方向転換すればいいだけです。
じゃあまたやり直せるでしょ。ホントにこんな感じです。何事も後悔のないよう全力で。
それではまた^^