こんにちは、yujiです。
今回紹介するのはこちら。ideaCam S1。色々な事ができるウェブカメラです。
ウェブカメラはミーティングアプリと組み合わせて使うことで『会議、面談、プレゼン』ができるので使ってる方も多いし何より便利。
けど、今まではなんとなく使えてるだけで良かったですよね。
- とりあえず自分と相手が映ればいい
- 画質も音声も特に気にしない
- 見せたい資料がある時はカメラまで持っていって映す
これが今まで普通でした。それもそうで、コロナが発生して直接人に会えないから「離れた場所でも話せるよ」がミーティングアプリ。
けど、人は慣れる・・・
徐々に、「離れた場所でも話せる」だけじゃ満足できなくっていきます。
- もっと画面を綺麗に映して見やすくしたい
- もっとクリアな音声で収録して音を聞きやすくしたい
- もっと情報の共有をスムーズにして相手との認識のズレを無くしたい
要は、今よりも便利に快適に使いたいわけです。そして、そんな要望を一躍担ってくれるのがこのWebカメラ。
このWebカメラ、お腹いっぱいすぎるぐらい多機能です。もちろん後で解説はしますが、大きく分けて2つの使い方ができます。
- 自分を映してウェブカメラとして使う
- 手元を写して物撮りをする
一見普通のWebカメラっぽいですが、ideaCamを使うことでこの2つの使い方がめちゃくちゃ快適になります。
- 今までウェブカメラを使ってた方も
- まだ使った事ないよって方も
遠隔で仕事をするのがより便利になると思うので、ぜひ最後までお付き合いください。
開封&同梱品
- 解像度:3264×2448
- アスペクト比:4対3(少し正方形に近い)
- オートフォーカス搭載
- レンズF値:2.2(明るい)
- マイク:ノイズキャンセリング機能搭載
イメージセンサーはソニー製を搭載しているので、画質もしっかり担保されてます。
同梱品
- カメラ本体
- カメラマウント(土台)
- レンズカバー
- 15倍拡大レンズ
- ワイヤレスリモコン
- USB-Aレシーバー
- 単4電池 x 2
- クイックスタートガイド
ideaCamは、S1ProとS1Plusの2種類があります。機能は同じですが、手元で操作するワイヤレスリモコンが付属しているかしていないかの違い。価格は3,000円差なので、ちょっとでも使う可能性があるならProを選んでおいた方が安心かも。
本体チェック
- サイズ:コンパクト
- 見た目:アルミボディ、円形、グレーカラーでオシャレ(さすがBenQ)
- レンズがマグネットになっていて、レンズカバーや拡大レンズをドッキングできる
- 本体上部にLEDライトの電源スイッチと画面静止のスイッチ(動画内でピンポイントで見せたい時に役立ちそう)
カメラにLEDライトが搭載しているのは便利ですがそこまで明るくはないので、顔を照らすよりは物撮りの時に使った方が良さそうですね。
設置方法
カメラをモニターに設置
カメラマウントのロック部分を調整してからモニターの上に載せる。よくあるモニターに引っ掛けるタイプ。
マウントは10mm〜75mmの厚さのモニターに対応
カメラ本体から出ているケーブルを、パソコン、もしくはモニターのUSB-Aポートに接続する。
カメラ本体のスリット部分とマウントをドッキングさせる。これでOK。
横の首振りには対応していませんが、縦の首振りには対応しています。
ワイヤレスリモコンもセッティング
付属の乾電池をリモコンに入れて、USBレシーバーをパソコン、もしくはモニター側に接続すれば使えるようになります。
USB-Aポートを2つ使うので、別のアクセサリーとかをたくさん繋いでる方は、モニター側で繋ぐかポートを増やす必要がありそうですね。
EnSpireで更に使いやすくなる
ideaCamのポテンシャルを最大限に発揮できるようになるのが、インストール不要のクラウド型ソフトウェア、EnSpire。
画面共有中に、ワンクリックでズームできたり、測定ツ ールやテロップの記載など、オンライン上でコミュニケーションをとる際に役立つ機能が豊富に搭載
僕はアプリ版をインストールしましたが、ウェブ上でも問題なく使えます。
便利な機能もそうですが、ワイヤレスリモコンもEnSpireを使わないと動作しないので、ここからはEnSpireありきで進めていきますね。
ideaCam S1でできる事(特徴)
①3つの撮影モードで撮り方の幅が広がる
ideaCamは3つの撮影モードがあります。
- 人物モード
- 通常のWebカメラとして使うモード。カメラを正面に向けて撮影。
- 映りも申し分なし
- ワークスペースモード
- カメラ下に傾けて、手元を映すモード。この時、カメラが切り替わった事を自動で認識して、180度回転して映してくれる。(人物モードに戻す時も同じ)
- 手元を映すことで情報の共有が便利になる
- ハンドヘルドモード
- カメラを取り外して手にもって使う。こうする事で被写体の細かい情報とかもピンポイントで映せる
- 脱着も手軽にできる
ちなみに、手元を映したいけどカメラを固定したい時
カメラにネジ穴があるので三脚とドッキングしてスタンド状態でも使えるので、手元の定点カメラ的な使い方もできます。これ意外と便利。
②:機能が豊富
ideaCamは画面上で色々なツールを使って情報をよりわかりやすく伝えることで、相手との意思疎通やお互いの認識の共有ができます。(ズレをなくすのはめちゃくちゃ大事)
順番に見ていきますね。
映されている内容を保存できる
- Camera:静止画として保存される
- Video:動画形式で保存される
- Scanner:保存したい形状を自分で選択できる(被写体の形状に合わせられる)
- QR Scanner:QRコードの読み取り
画面の一時停止
右横の『Demo』を押すと、表示されている画面が一時停止します。
話してる最中に、「今のところよく見せてほしい」とか「説明が長くなる時」とか、集中して見せたい時に有効。
手書きツールで画面に書き込む
- ペンアイコンでサイズ、色の変更ができる
- 消しゴムで部分的に消すこともできるし、一括削除もできる
- その書いた画面をスクショして保存できる
言葉だけだとどうしても伝わりづらい時に、手書きにする事でわかりやすく伝わります。
フリーハンドってマジで最強です。
測定ツール
- 長や角度、大きさなどを数値で測定できる
- 被写体に合わせて色と黒を選べる
PIP(ピクチャーインピクチャ)とPBP(ピクチャバイピクチャ)
ここまではEnSpireのみで解説しましたが、本来はGoogle MeetやZOOMといった別のミーティングアプリと共有して使います。
そこで、PIPやPBPを使って2つの画面を見せていきます。
PIPとPBPを使うことで、
- Google Meetの方では自分とか画面の資料を表示して、
- EnSpireの方では手元の物を表示する
こうやって2つの画面を同時に表示することで、文字や絵と実物の両方を見せながら説明できる
こんな感じで、画面上でできることはかなり豊富です。
③:ワイヤレスリモコンで手元操作ができる
- 映像をキャプチャー画像として保存する(📷)
- オートフォーカス/マニュアルフォーカスの切り替え
- マイクミュート
- 映像を静止画にする(一時停止)
- フォーカスを合わせる
- ズームイン/ズームアウト(外周のリングを回転)
上記のアクションを手元で操作できるので、より細かい作業もできるしわざわざマウスに手を伸ばさなくても良い。
画面資料を共有するというよりは、手元の撮影が多い方向けだと思います。
注意点
全体的に多機能で使い勝手も良いですが、使ってる上で感じた注意点も共有しておきますね。
横の首振りに対応していない
- モニターの上にモニターライトを載せてる
- モニターボードを載せて収納してる
- モニターをデスクの真ん中に置いていない
必ずしもモニターの中央にカメラを設置できる状況じゃない場合もあるので、そんな時、横方向にも首振りできればデスク環境に左右されずに使えそう…
色々使ってみて
レビュー用で使ってるのもありますが、個人的にも使いたいので製品が届いてからずっとモニターの上に載せています。
使っていく中で、必要な人とそうでない人が明確に別れるなと感じました。
こんな方にはめちゃくちゃ活躍すると思います。相手との意思疎通や、認識の共有ってめちゃくちゃ難しいので、頭の中を可視化することでかなりクリアになって伝えやすくなります。
一方で、ideaCamができない人は下記の通り。
とかだと、通常のWebカメラで全く問題ありません。むしろideaCamだとかなりオーバースペックになりますね。
まとめ:ガッツリ使う方は良い投資
ideaCam、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる製品ですよね。
ただ、値段もかなりお高めになってるので業務、効率化の投資と思わないとなかなか手が出せないのも正直なところ。
なので、刺さる人には刺さる感じ。
この2つでかなり仕事のスムーズさが変わると思いましたね。
ぜひ、リモートでやりとりする事が多い方は検討してください。