
「楽天モバイル、実際どうなの?」 「月々4,500円って高くない?」
楽天モバイルを使っていて、そんな疑問を感じたことはありませんか?僕も実際に楽天モバイルユーザーとして使い続けてきましたが、正直に言うと「この料金、ちょっと高いかも…」と最近感じています。
特に、
- データ無制限プラン3,278円に加えて、
- 15分かけ放題オプション1,100円を付けると、
月々合計4,378円。他の格安SIMと比較すると、実は決して安くはないんですよね。
この記事では、楽天モバイルの料金が「あなたにとって」高いのか安いのかを、他社との徹底比較を交えながら解説します。
結論を先に言うと、
それでは、詳しく見ていきましょう。
Contents
楽天モバイルの料金内訳:なぜ4,500円になるのか?
まず、僕の実際の料金内訳から見ていきますね。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| データ無制限プラン(Rakuten最強プラン) | 3,278円 |
| 15分かけ放題オプション | 1,100円 |
| 合計 | 4,378円 |
「データ無制限で3,278円だけなら、まだ良いけど…」
そう思っていましたが、この15分かけ放題オプションの1,100円がやたらと目につくようになりました。
なぜ15分かけ放題を付けることになったのか?
正直、最初は15分かけ放題なんてつけるつもりはありませんでした。
なぜなら、楽天モバイルには「Rakuten Link」という無料通話アプリがあるからです。このアプリを使えば、通話料が無料。「これで電話しまくれるぞ!」と期待していました。
しかし、現実は厳しかった…
- 音は途切れる
- 相手の声が聞こえない
- 電波の悪いところに行くと、ゲームの緊急事態みたいな変な音が流れる(なんやこれは…)
結局、仕事の電話では使い物にならず、仕方なく標準アプリで使える「15分かけ放題」を契約することに。そして、毎月の通信費がこんなに跳ね上がってしまったわけです。
こうなってくると、「他の格安SIMの方が安いんじゃない?」と疑問が湧いてきます。
データ無制限3,278円は本当にお得なのか?他社比較

まずはこちらから検証。
楽天モバイル最大の売りは「データ無制限で3,278円」というプラン。これって本当にお得なんでしょうか?
主要格安SIMの大容量プラン比較
実は、データ無制限プランを提供している格安SIMはほとんどありません。なので、大容量プランで比較してみます。
| サービス | 料金 | データ容量 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 3,278円 | 無制限 |
| mineo | 2,948円 | 50GB |
| ahamo | 4,950円 | 100GB |
| 日本通信 | 2,178円 | 50GB |
価格だけ見ると、ahamoが高くて日本通信が安いですよね。
ただし、
- ahamoはドコモのオンライン専用プランなので、回線品質は安定傾向にあるし、
- 日本通信は激安ですが、通信速度は時間帯によって変動しやすい
など、それぞれ特徴があります。
楽天モバイルの真の価値:50GB以上使うなら最強
楽天モバイルの強みは、3,278円で50GBでも100GBでも使えるという点。(文字通り無制限に使える)
特に、テザリングでスマホと家のWi-Fiを兼用する場合は圧倒的にお得です。
- 通常の家の回線:約4,500円
- スマホの通信費:約3,000円
- 合計:約7,500円
これが楽天モバイル1本で済むなら、月々7,500円→3,278円になるので、めちゃくちゃ優秀ですよね。
なので、データ無制限3,278円は、50GB以上使うならかなりお得です。
15分かけ放題1,100円は妥当なのか?

次に、通話オプションの価値を見ていきます。
主要格安SIMの通話オプション比較
| サービス | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 | 15分かけ放題 | 完全かけ放題 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | − | − | 1,100円 | − |
| ahamo | 無料(基本料金に含む) | − | − | 1,100円 |
| mineo | 550円 | 550円 | − | 1,210円 |
| 日本通信 | 無料(基本料金に含む) | − | − | 1,200円 |
| IIJmio | 500円 | 700円 | − | 1,400円 |
楽天モバイルの15分かけ放題1,100円は、価格的には10分かけ放題と完全かけ放題の中間くらいの料金設定。なので、決して高くはありません。
楽天モバイルの通話オプションの問題点
ただし、問題が少し。
- ahamoは同じ1,100円で完全かけ放題
- IIJmioとmineoは選択肢が豊富で、自分の通話頻度に合わせて選べる
- 楽天モバイルは5分や10分のかけ放題がないため、ちょっとだけ電話したい人には割高
つまり、「ちょっとだけ電話する人」や「1回の通話が10分以内に収まる人」からすると、楽天モバイルの1,100円はちょっと割高に感じます。
合計4,378円を他社と徹底比較!楽天モバイルは高い?

それでは本題。データ無制限プランと15分かけ放題を合わせた合計4,378円は、他社と比べてどうか?
データ大容量+通話オプションの総額比較
| サービス | 基本料金 | データ容量 | 通話オプション | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 3,278円 | 無制限 | 1,100円(15分) | 4,378円 |
| ahamo | 2,970円 | 30GB | 1,100円(完全) | 4,070円 |
| mineo | 2,948円 | 50GB | 1,210円(完全) | 4,158円 |
| 日本通信 | 2,178円 | 50GB | 1,200円(完全) | 3,378円 |
※ahamoは比較しやすいよう30GBプランで計算
結果:楽天モバイルが一番高い
こうやって見てみると、大容量プラン+通話オプションの合計額では、楽天モバイルが一番高いという結果に。
しかも、他の3社は通話完全かけ放題なのに対し、楽天モバイルは15分かけ放題のみ。仮にかけ放題じゃないとしたら、ahamoと日本通信は基本料金に無料通話が含まれているため、さらにお得になります。
条件を変えると結果は逆転する
ただし、月50GB以上使う場合は話が変わります。
例えば、毎月80GB使う場合、
- 楽天モバイル:3,278円(無制限)
- ahamo:4,950円(100GB)
- mineo:2,948円(50GB→速度制限)
- 日本通信:2,178円(50GB→速度制限)
この場合、楽天モバイルが圧倒的に安いですよね。つまり、使い方によって「高い・安い」が大きく変わるのが楽天モバイルの特徴です。
楽天モバイルを「高い」と感じる理由

ここで、僕の実際の使用状況を見てください。


- データ使用量が50GB前後で収まる
- 10月も11月も約50GB。50GB以上は使わない
- 無制限の恩恵をフルに受けられていない
- 15分かけ放題では足りない
- 11月は2時間45分も通話している
- 完全かけ放題が欲しい
- 通信・通話の品質が不安定
- 場所によってかなり左右される
- 最近は回線利用者が増えて、繋がりにくいこともある
- 楽天モバイルのユーザー数は1,000万人を突破したことも影響してるかな
この状況だと、正直他の格安SIMの方が安くて快適なんです。
楽天モバイルがおすすめな人・おすすめしない人

ここまでの内容を踏まえて、楽天モバイルがおすすめな人とそうでない人を整理します。
楽天モバイルが絶対おすすめな人
①データ容量を月50GB以上使う人
50GB以上の大容量プランにおいては、楽天モバイルの右に出る格安SIMはありません。
こんな使い方をしている人には最適です。
- 動画やゲームをヘビーに使う
- テザリングで家のWi-Fiも兼用
- 外出先でもパソコン作業が多い
逆に言うと、月30GB以下しか使わない人は他社の方が安くなります。
②楽天経済圏をフル活用している人
「楽天経済圏だから楽天モバイルを使うのか?」 「楽天モバイルだから楽天経済圏になるのか?」
こう言っても良いぐらい、楽天モバイルと楽天経済圏は切っても切り離せません。
というのも、楽天モバイルを契約すると、楽天市場での買い物時にSPU(スーパーポイントアッププログラム)が+4倍になります。
| 月の買い物額 | 通常ポイント(1%) | SPU+4倍 | 月間獲得ポイント |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 100pt | 400pt | 500pt |
| 30,000円 | 300pt | 1,200pt | 1,500pt |
| 50,000円 | 500pt | 2,000pt | 2,500pt |
例えば、毎月3万円楽天市場で買い物をするなら、月1,500ポイント貯まります。年間なら18,000ポイントが貯まります。
この還元率は、普通のクレジットカードの還元率1%と比べても圧倒的ですよね。実質的に楽天モバイルの月額料金が相殺されるレベルです。
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楽天モバイルをおすすめしない人
逆に、こんな人には楽天モバイルはおすすめしません。
- 月30GB以下しか使わない人
- 楽天経済圏を利用していない人
- 通信品質を最重視する人
この条件に当てはまる人は、次に紹介する代替案を検討してください。
月30GB以下の人向け:おすすめ格安SIM3選

「じゃあ、私には楽天モバイル以外の方がいいのかも…」
そう思ったあなたに、個人的におすすめの格安SIM界の3強をご紹介します。
①ahamo(アハモ)
こんな人におすすめ
- 通信品質を重視したい
- 海外でもそのまま使いたい(追加料金なしで海外91の国・地域で使える)
| プラン | 料金 | データ容量 | 通話 |
|---|---|---|---|
| 基本プラン | 2,970円 | 30GB | 5分無料 |
| 大盛りオプション追加 | 4,950円 | 110GB | 5分無料 |
特徴
- ドコモ回線なので通信品質が安定
- 5分かけ放題が最初から含まれている
- 店頭サポートあり(有料)
②日本通信
こんな人におすすめ
- とにかく安く抑えたい
- 自分に合ったデータ容量を選びたい
| プラン | 料金 | データ容量 | 通話 |
|---|---|---|---|
| 合理的シンプル290プラン | 290円~ | 1GB~ | なし |
| 合理的みんなのプラン | 1,390円 | 20GB | 70分無料or5分かけ放題 |
特徴
- 格安SIM界でも屈指の安さ
- ドコモ回線使用
- 自分の使い方に合わせたプラン設計
③mineo(マイネオ)
こんな人におすすめ
- データ容量を柔軟に調整したい
- 独自サービスを楽しみたい
| プラン | 料金 | データ容量 |
|---|---|---|
| マイピタ3GB | 1,298円 | 3GB |
| マイピタ7GB | 1,518円 | 7GB |
| マイピタ15GB | 1,958円 | 15GB |
| マイピタ30GB | 2,178円 | 30GB |
| マイピタ50GB | 2,948円 | 50GB |
特徴
- パケット放題Plus(最大1.5Mbps使い放題)が人気
- フリータンク(ユーザー同士でデータシェア)
- 通話オプションが豊富
楽天モバイルは「使い方次第」で価値が変わる

長くなりましたが、今回のポイントを3つにまとめます。
今日のポイント
- 楽天モバイルは、データ使用量で価値が決まる
- 50GB以上使うなら圧倒的にお得
- 30GB以下なら他社の方が安い
- 楽天経済圏ユーザーなら絶対おすすめ
- SPU+4倍の威力は絶大
- ポイント還元で実質的に月額料金が相殺される
- 50GB以下 & 楽天経済圏じゃないなら、他社を検討すべき
- ahamo、日本通信、mineoが有力候補
- 通信品質も考慮に入れて選ぼう
あなたに合ったSIMを選ぼう

結局のところ、「楽天モバイルが高いか安いか」は、あなたの使い方次第です。
- 大容量ユーザーや楽天経済圏ユーザーなら最高の選択肢
- それ以外の人には、もっと適したSIMがある
さらにそこから、何を優先するのか?ですね
この辺りを考えると自分に合ったSIMがわかってくるので、今回の話を踏まえて、SIM選びの参考にしてくださいね。
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