こんにちは、yujiです。
2023年12月、BenQからドッキングステーションが発売されました。BenQと言えばモニターやモニターライトが有名ですよね?
ですが、今回はドッキングステーション。
以前、Anker564ドッキングステーションを紹介しました。その動画を見てくれたBenQの担当者の方から連絡を頂き、「今度新製品が発売されるから試してみませんか?」とお声がけを頂いので、製品を送ってもらいました。
本音で言うと、「もうちょっと早く言ってくれよ感」はありましたが、その動画を公開しなければこのお話もなかったので良しとしましょう。(BenQさん、ありがとうございます)
DP1310はこんなドッキングステーション
- マルチモニターで作業したい
- MacとWindowsの両方を使って作業したい
- 仕事もゲームも簡単に切り替えて両立させたい
- とりあえず作業環境を整えて生産性を上げさせてくれ
こんな、僕たちの希望を叶えてくれるドッキングステーションになってるので、ぜひ最後までお付き合いください。
Contents
開封と同梱品
まずはいつも通り、開封と同梱品。
最初に言っておきますが、このドッキングステーションは5万円弱と高めの物になっています。(そもそもドッキングステーションの相場は高め)
けど、価格に見合うだけの価値はあるので、楽しみにしててください。
- クイックスタートガイド
- 本体
- USB-Cケーブル
- HDMIケーブル
- 取扱説明書
- 電源アダプタ
本体の外観
本体は割とコンパクト。13in1ならもう少し大き目を覚悟していましたが、これぐらいならデスクの上に置いてても問題なし。
僕は結構好きですね。
接続方法
- DP1310のDC部分にコードを接続して、コンセントと繋ぐ
- その横の、USB-Cポートとパソコンを接続。これでパソコンを給電しながらドッキングステーションが機能する
- 前面右側の緑のボタンを3秒間長押しすると、横のLEDインジケーターが青色に光れば、電源がONの状態
- 後は、マルチモニターでお馴染みの『Display Link ドライバー』をインストールすれば完 了
続いてインターフェース
- 電源(このスペックのドッキングステーションの割にはアダプタが小さめなのは嬉しい)
- USB-C :PD100W 急速充電(PCと接続)
- HDMI2.1(出力):メイン画面用(HDMI2.1は現時点で最高規格)
- HDMI2.1(入力):これがある事で、画面の切り替えができる(後述します)
- HDMI2.1とDisplayPort1.2(出力)2枚目、3枚目のモニターを繋ぐ
- イーサネットポート
- USB-A:7.5Wの充電と 10Gbpsのデータ転送に対応
- USB-A×2:480Mbpsのデータ転送に対応(アクセサリー接続)
- USB-A×2:7.5Wの充電と 10Gbpsのデータ転送に対応
- USB-C :PD36Wの急速充電と10Gbpsのデータ転送に対応(スマホやタブレットに使える)
- 3.5mmオーディオジャック
- 電源ボタン&モード切り替えボタン(後述します)
電源以外のポートで13ポートあるので、まさに13in1。
基本的に必要なもので揃えてる印象ですね。
ドッキングステーションとしては十分な性能です。ですが、ただのドッキングステーションではもちろん終わりません。
DP1310の真骨長はここから。
DP1310の特徴(メリット込み)
ここからは、 DP1310の特徴をメリット込みでお伝えします。
全部で3つあるので、順番に解説しますね。
特徴①:高画質でのマルチモニター
デュアルモニターやトリプルモニターにすると2枚目3枚目のモニターの画質が落ちてしまうことが多いですが、このドッキングステーションは画質を落とさずに表示できます。
しかもそれが2パターンあります。ちょっと複雑になりますが、できるだけシンプルに解説しますね。
これだけでもかなり嬉しい。実際にサブのモニターの画質も綺麗ですし、ディスプレイ設定から解像度の変更も可能です。
トリプルモニターで4K表示をお見せしたかったのですが、設置スペースの都合上で1枚の外部モニターがフルHDなので実演できませんでした…スンマセン。
そしてさらにもうひとつ
ちなみにHDMIは4つの規格があり、HDMI2.1はその中でもUltra High Speed HDMIと言って最上位の規格になるので、8K表示が可能になります。
以前まで僕が使っていたAnker564は最大4K60Hzまででしたが、8K、もしくは120Hz表示ができるのは、ゲームもグラフィック関係もバリバリやりたい方はかなり良いんじゃないでしょうか?
特徴②:ワンタッチでデバイスの切り替えができる
このドッキングステーションの製品名にもなってる通り、2つのデバイスを切り替えて使うことができます。(ハイブリッドドッキングステーション)
しかもそれが、ワンタッチで・・・です。
- 普段はMacを使ってるけど、仕事ではWindowsを使う
- 仕事をしてる時と同じ作業環境でゲームをしたり
これらが、追加のアクセサリーを使わずに、作業環境を変えずに実現できる
どういうロジックか?
僕がSwitchをやりたい場合で解説
MacBookAirとドッキングステーションをUSB-Cで接続。
メインのモニターとドッキングステーションをブルーとグリーンが一緒になってるポートに接続する(HDMI2.1)
Switchとドッキングステーションをグリーンのポートに接続(HDMI2.1)
切り替えたいタイミングで、前面の丸いボタンを押す
これで完了です。
後は、
- MacBookAirを使いたい時は通常運転
- ゲームをしたい時にボタンを押せば、メインのモニターでゲームができる
もちろんですが、その時も他の2枚のモニターは4K60Hzで表示されています。
なので、
- サブモニターにMacを表示しながら、メインモニターでWindowsを動かせるし
- ゲームをしながらYoutubeを見ることもできる
これはもはや、デバイスと環境の垣根がなくなりますよね?逆に便利すぎて、廃人みたいな作業環境を作ることさえできてしまう。笑
しかもこれが、ワンタッチで切り替えできるので便利な事この上ないですね。
デメリット(惜しいところ)
個人的にめちゃくちゃ好きですが、惜しいところもあるので共有しておきます。
- SDカードスロットがない
- 電源ボタンがちょっと大きい
以前のAnker564もそうでしたが、今回のDP1310もSDカードスロットがありません。
なんで・・?笑
ただ、僕の場合はSDカードを2枚運用しているので、別でいい環境が構築されてるので今更必要ありませんが、欲しい人には欲しい機能です。
それともうひとつ。電源ボタン、おっきくない?笑
これぐらいの大きさでも全然良いし全く気にもしていませんが、もう少し小さくできるんじゃないかなって思った程度。
次回作があれば、そこに期待したいですね。
Q&Aコーナー
BenQさんの公式から『よくある質問』を引用させていただきます。ドッキングステーションを検討するにあたってかなり参考になるので、ご活用ください。
最後に
かなり使い勝手が良い製品だと感じました。
- ゲームとかパソコンとか、2つのデバイスを使わない
- 8K表示、120Hzとかも別に必要ない
そんな方には、正直なところオーバースペックになるのでオススメできませんが、そうじゃないならぜひ検討してほしい。
高い買い物にはなりますが、
最高です。
当分の間はこのドッキングステーションがメインになりそうです。
めちゃくちゃ良い。モニター環境(ひいては作業環境)が今より上がることは約束できます。もちろんデメリットと感じる部分もあるので、その辺も含めて解説します。